母の様子がおかしいな、と思うようになったのは、4月頃でした。
母が長年勤めた仕事を辞めて、2カ月が経った頃かな、と思います。
仕事を辞めた直後、母は希望に満ち溢れているように見えました。
退職金で大学に通い、今度は自分の学びたいことを勉強するんだ!と言っていました。そして、自己啓発本をたくさん読んでいました。
しかし、なぜか大学に行く話はいつの間にか消え、細々と就活を始めていました。
そして、あんなに明るく、いつも笑っていたのに、全く笑わなくなってしまったのです。
統合失調感情障害と診断された母、千広つなぐが書き、出版された「そして、希望 」という闘病記。
家族である私から見た「そして、希望」の、もう一つの物語です。
母の様子がおかしいな、と思うようになったのは、4月頃でした。
母が長年勤めた仕事を辞めて、2カ月が経った頃かな、と思います。
仕事を辞めた直後、母は希望に満ち溢れているように見えました。
退職金で大学に通い、今度は自分の学びたいことを勉強するんだ!と言っていました。そして、自己啓発本をたくさん読んでいました。
しかし、なぜか大学に行く話はいつの間にか消え、細々と就活を始めていました。
そして、あんなに明るく、いつも笑っていたのに、全く笑わなくなってしまったのです。