sositekibouのブログ

統合失調感情障害と診断された母、千広つなぐが書き、出版された「そして、希望 」という闘病記。
家族である私から見た「そして、希望」の、もう一つの物語です。

◎お礼◎

今日、久しぶりに

そして、希望

で検索をしてみたら…


なんと、2番目に母の闘病記がヒットしました

*\(^o^)/*


しかもブログを始めた頃は

Amazonでは、Kindle版しか紹介されてなかったのに、

単行本が紹介されてました!!


さらに、中古の本が6冊も出品されていました!!

ブログを始めた頃は1冊だけだったので、

きっと新たに5冊買って下さった方がいらっしゃるのかな?!

と思います!


ありがとうございます!!


中古の価格が100円以下だったのにはちょっとびっくりしましたが(^^;;


まだ読まれていない皆さん、

100円以下で

「そして、希望」

が買えるチャンスですよ(^o^)


ぜひ一度手に取っていただけたら嬉しいです!


読んで下さった皆様、本当にありがとうございます!!


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1-4 生きるしかばね

母が発病してまだ間もない頃、

スカイプ(パソコンを使ったテレビ電話)

で久しぶりに対面した時の事を思い出します。


遠方にいてなかなか会うことの出来ない私や孫娘の顔を見て

母に少しでも元気になってもらいたいと、

妹たちが考えたのです。


久しぶりに見た母の顔はやつれ、生気を失っていました。

声を出すこともしんどい状態だったようで

私と妹たちの会話を無表情でずっと聞いていました。


最後に妹が、

お母さん、お姉ちゃんに何かひとことどうぞ、

と声をかけました。


そこで母が言った一言が忘れられません。


「お友達出来た?」

と、きいてきたのです。


こんなに大変な時でも、

母は私の心配をしてくれているのか…

と胸がいっぱいになりました。


当時私は身重な上、

1歳半の娘を抱え、

見知らぬ土地で旦那との3人暮らし。


土地勘もなく、移動手段もなく、

ただ自宅と義父母の家を歩いて行き来するだけの毎日。


幸い、義父母にとても良くしてもらっていたし、

可愛い娘と楽しく暮らしていたので、

実家に帰りたい…と思った事はありませんでした。


でもやはり、

友達が欲しいなぁとは思っていたので、

ドキリとする質問ではありました。


私はドギマギしながら、

まあ、ぼちぼち…

とだけ答えました。


せっかく母が質問してくれたのに、安心させられるようないい返事が出来なくて

申し訳ないなぁと思いました。


今では私は軽自動車を乗り回し(笑)家を行き来する友達も出来ました!


母も、あの頃は一言発するのが精一杯だったのに、

今では一時間近く長電話するのが当たり前です(^o^)

しかもほとんど母が喋っています(汗)


元気になって本当に良かったなぁと思います。


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1-3 正義のヒーロー

母が眠れなくなって初めて病院に行った時に付き添ったのは私の妹(三女)と父でした。ここではその時の事が描かれています。


その三女ですが、実はその数ヶ月後に精神的に不安定になってしまいます。

母と同じように笑わなくなり、人生に希望を持てなくなってしまったのです。そんな状態が1年位続きました。


三女の個人的な悩みのせいかもしれませんが、間近で頼りにしていた母が倒れ、そこに付き添った事も影響しているように思います。


今ではすっかり元気になり、ホッとしています。


精神的な病を抱えていらっしゃる方のご家族は、看病やお世話に加え、精神的な負担も大きいと思います。

抱えこみ過ぎてご自分も倒れないよう、どうぞ気をつけて下さい。


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